- 6歳から英語を始める方法を知りたい
- 6歳から英語を始めたいが、遅いのでは?と心配
- 6歳から英語を始めるとき、注意すべきポイントを知りたい
近年、子どもの習い事で上位に入っている英会話。
※公式HPより引用
2020年からは、小学校でも勉強するようになりました。
「他の子と学力の差がつかないようにこれから始めたいけれど、6歳からでは遅い?」と心配な方も多いですよね。
結論、英語を始めるのは
6歳からでも遅くありません!
ただし、コツを押さえずに進めると、英語を嫌がってしまうかも…💦
6歳から英語力を育むのであれば、6歳の発達や成長に合わせた方法で学習を進めていくことが大切です。
ぜひ最後まで本文をチェックし、無理なくお子さんの英語力を育んでいきましょう。
【6歳からの英語】遅いと言われる2つの理由
- 言葉を吸収する力が高い時期を過ぎているから
- 耳の力が伸びる時期を過ぎているから
言葉を吸収する力が高い時期を過ぎているから
最近聞く機会が多いモンテッソーリ教育では、0~3歳を「無意識」の時期と呼びます。
初めて聞く言葉や意味のわからない言葉でもすんなりインプットできるので、おうち英語のスタートに適していると言われているんですよね。
しかし、6歳は「意識」の時期です。
- 「この字はなんて読むの?」という疑問を持ち、ひらがなの読み方を覚えていく
- 「この字はどうやって書くの?」と興味をもち、漢字の書き方を覚えていく
- 「この虫の名前はなんだろう?」と不思議に思い、虫の名前を暗記していく
子ども自身が「知りたい!」「できるようになりたい!」と思うことが大切!
子どもが「英語を学びたい!」「英語をやってみたい!」と意識しないと、大人に無理強いされているように感じやすくなります。
その結果、英語が嫌いになったりやりたがらなくなったりすることが増えやすいので、注意が必要です。
耳の力が伸びる時期を過ぎているから
英語には、日本語にはない発音やリズムがあります。
よく言われるのが「L」と「R」の発音。
動画の中でも紹介されていますが、たとえば、「Right」と「Light」の発音はこんな感じ。
聞き分けるのが難しい…!!
しかし、低年齢のうちに英語を聞いていると、「L」と「R」の音を聞き分けられるようになります。
6歳は繊細な音を聞き分ける耳の力が低下しつつある時期なので、英語を始めるのは遅いと言われることがあります。
【6歳からの英語】6歳からでも遅くない理由
しかし、最初にもお伝えしたように、6歳から英語を始めても遅くありません。
「意識」の時期に入っていますが、6歳もまだ、スポンジのような吸収力は持っています。
「英語をやってみたい!」「英語って楽しい!」という気持ちを育みながら学習に取り組むことで、持ち前の吸収力をいかし、英語力を伸ばしていけます。
たとえばですが、1歳頃から英語を始めたけれど、全く話せるようにならない…というお子さんもいます。
6歳から始めて英語を話せるようになる子もいるし、大人になって勉強を始め、話せるようになる方もいます。
6歳の子や大人が話せるようになったからと言って、同じ方法で、1歳の子が勉強したらどうでしょうか。
難しすぎて、英語の力は伸びませんよね。
1歳には1歳に合う、6歳には6歳に合う、学習方法があります。
大事なのは「何歳から始めるか?」ではなく、「英語の学習をどのように進めていくか」です。
6歳の発達やお子さんの性格に合う方法で学習を進めることで、6歳からでも英語の力は身に付けられます。
また、「幼児期が一番伸びる」と聞くことが多い、音を聞き分ける耳が育つ時期も、実は専門家によって意見が分かれています。
乳幼児期以外にも、「8歳前後」「12歳頃」「15歳前後」等、いろいろな説が唱えられているんですよね。
ただ、「早く始めた方が、少ない労力で英語を身に付けられる可能性が高い」というのは、どの専門家でも共通の考えです。
人生で一番若いのは今日と言われるように、「やってみよう!」と思ったときが、はじめどきです。
詳しい始め方はこの記事でも解説しているので、さっそく今日から始めていきましょう。
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【6歳からの英語】6歳の3つの特徴
- 環境面の特徴
- 心の発達の特徴
- 言語発達面の特徴
環境の特徴
環境面では「お家での学習時間を確保しやすい」という特徴が挙げられます。
学校により違いはありますが、小学校1年生であれば、2時半~3時頃に学校が終わります。
下校の時間を考えると、3時半頃にはお家に着いている子が多いですよね。
そこから宿題にかかる時間が10~30分と考えると、16時頃から自由時間に。
晩御飯を18時頃に食べると考えると、2時間ほどの時間が作れます。
しかし、6年生になると授業時数が増え、学校が終わる時間が15時半頃になります。お家に着く時間は、16時前後に。
宿題にかかる時間の目安は「学年×10分」と言われるので、6年生だと60分かかる計算です。
宿題が終わる時間が、17時前後になってしまうんですよね。
晩御飯を18時に食べるとすると、自由に使える時間は、1時間しかありません。
宿題を1時間やった後に、すぐに1時間英語に取り組むのは、なかなか大変です。
他に野球やサッカー、ピアノ等、他の習い事をやる子も増えるので、そうなるとお家で英語に取り組む時間がなくなってしまいます。
このように、学年が上がると、お家での英語時間の確保が難しくなります。
比較的時間に余裕のある、6歳頃の間に、英語の学習を軌道に乗せていきたいですね!
心の発達の特徴
大人の真似や、身体を動かすことを好む傾向があります。
発音や手遊び歌、ダンス等の活動が大好き!
手遊び歌やダンス等の活動に上手くなじめないときでも、大人が近くで楽しく歌ったり踊ったりすると、一緒になって楽しんでくれることが多いです。
個人差はあるのですが、6歳以降、年齢が上がっていくと、発音や歌、ダンス等の活動に消極的になるお子さんが増える傾向があります。
人目が気になるようになり、ネイティブの先生のような発音で話したり、ダンスを踊ったりすることに「恥ずかしい」と感じるようになるんですよね。
心が発達、成長している証拠でもあるのですが、この時期に入ると、環境作りや学習方法に違うアプローチが必要になります。
「恥ずかしい」という気持ちが強くなる前に、英語を楽しむ経験を増やしていきましょう。
言語発達面の特徴
母語である日本語の基礎力が、高まってくる時期です。
聞いた言葉がわかり、話せる年代なので、言っている意味がわからない言葉や聞きなれない言葉に抵抗感を示すことがあります。
「英語を聞かせよう!」といきなり英語の動画を見せても、子どもには内容がわかりません。
「わからない」「おもしろくない」「日本語の方がいい」という気持ちが強くなって、英語嫌いにつながってしまう可能性があります。
一度苦手意識を持ってしまったら、変えるのは大変…💦
楽しく英語に触れられるよう、お子さんの好みや性格に合った教材選びを意識しましょう。
【6歳からの英語】効率よく学習を進める3つのコツ
- 嫌いにさせない
- 続ける
- 親も一緒に取り組む
嫌いにさせない
子どもの「好き」には、爆発力があります。
たとえば、以下のような子どもの姿に、びっくりさせられることってありますよね。
- 電車好きな子が、路線図を暗記している
- 地図が好きで見せていたら、国旗や国名を完璧に覚えた
- 恐竜が好きで、難しい恐竜の名前もスラスラ言える
子どもは好きになると、自分からどんどん取り組みます。
意欲的に集中して取り組むので、力が伸びるスピードも速いんですよね。
特に最初は、「英語を学ぶ」「英語を勉強する」というよりも、「英語に触れる」「英語に慣れる」くらいのイメージで良いと思います。
「英語って楽しい♪」と思ってもらえると、その後の学習も進みやすくなるよ♪
英語が好きになる環境作りや教材選びを、意識していきましょう♪
続ける
英語を身に付けるために必要とされる時間は、およそ2,500~4,000時間。
下の、エビングハウスの忘却曲線を見てください。
最初は張り切って、大きな目標を立てたくなります。
でも、目標が大きすぎると達成できないことが増えて、やる気が落ちてしまいがちに…💦
目標は、
- 絵本を1日1ページ読む
- 動画を1日15分見る
- おうちにいるときは、かけ流しを90分
などの達成感を感じやすく、続けやすいものから始めるのがおすすめです!
親も一緒に
子供の英語力を育むには、続けることが大事です。
でも、大人でも習慣化するのって難しいですよね。
英語は使えなくても、普段の生活で困ることがありません。
子どもにとって重要度が低いので、始めた数日は楽しく取り組めても、だんだん
「めんどくさいから後で」
「疲れてるから、今日はお休みしよう」
「今日は、お友達を遊ぶ約束があるからいいか」
などで、休みがちに。
気づいたら、全くやらなくなっていた…なんてことが、起こってしまいます。
習慣化には、大人のサポートが必要!
ただし、ずっと一緒にやらなければいけないわけではありません。
ある程度力が付いたり、学習の進め方が身に付いたりすれば、1人で進められるようになります。
まずは学習が軌道に乗るまで、大人も一緒に取り組む覚悟を決めておきましょう!
【6歳からの英語】学習の進め方4ステップ
6歳から英語を始めるとき、具体的にどんな方法で進めたら良いの?とお思いの方もいらっしゃいますよね。
ここからは、6歳からの英語学習の進め方を、4つのステップに分けて紹介していきます。
さっそく、チェックしていきましょう!
インプット
1ステップ目は、「英語をたくさん聞く」ことです。
子どもは柔軟性があり、環境に適応できる力を持っています。楽しく英語に触れる環境を作っていくと、英語を吸収していけます。
最初は「英語を学ぶ」というより「自然に英語に触れて慣れる環境」を作り、英語に対する興味や関心を高めることが大事です。
お子さんの性格や興味に合わせて次の3つを始め、英語に触れる機会を増やしていきましょう。
かけ流し
遊びの時間や歯磨き、着替えのとき等に、英語の音声や曲を流します。ポイントはBGMのような感じで、大きすぎない音で流すこと!
最近は、YouTube等にも音源があります。無料で今すぐ始められるし、いろんな曲が聴けて飽きずに楽しめるので、嬉しいですね。
ただ、たくさんある分、「どれを聞いたらいいの?」と迷う方もいらっしゃると思います。種類が多すぎると、選ぶのが難しいですよね。
かけ流しの音源は
- 英語の童謡
- 英語絵本を朗読したもの
- 子どもが好きな歌が英語になったもの
等を選んでいくと、使いやすいです。
以下に、我が家でも使っているYouTubeのおすすめ音源を3つ、ご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください!
1つ目は「CoComelon」です。
人気曲がたくさんあります。
3Dのアニメーションがかわいいので、先に動画慣を見て慣れてから、聞き流し用の音源として活用するのも良いですね。
2つ目は、「Dave and Ava」。
少し大人っぽい感じの曲調で、有名曲を多く聞けます。
3つ目は「Super Simple Songs」です。
東京にある英会話スクール発のYouTubeチャンネルで、アレンジが少なめで聞きやすいのが特徴です。
曲数が多くかけ流しの音源として使えるだけでなく、シンプルでわかりやすい内容なので、動画を見るときにも使えます。
かけ流しは、できればお家にいる間は、ずっとやっておくと良いです。
難しい場合は、「1日2時間以上」を目標に。
歯磨きをする間30分、着替えの時間15分、おやつを食べる間30分、遊びの時間30分等、タイミングを決めて流していくと「今日やってなかった!」とうっかり忘れも防げます。
動画
今、テレビを見る習慣があるお子さんや、動画が好きなお子さんにおすすめ。いつも見ている番組を英語動画にするだけでOKなので、お手軽です。
視覚からの情報は子どもにわかりやすいうえ、動画+英語で抵抗感が少ない、親の負担も軽めで続けやすい点も助かります。
しかし、テレビは見過ぎると、目が悪くなる、脳の発達に影響がある等デメリットもあります。
6歳頃の動画視聴時間の目安は、1日1時間ほどです。
「おやつの後、15分」「お風呂の前に30分、英語の動画を見る」等と約束を決め、動画に触れる時間が長くなりすぎないように気を付けましょう。
動画も、YouTubeを使うと無料で楽しめます。
しかし、かけ流しと同様に種類が多く、どれを見せて良いか迷いますよね。
ここからは、おすすめのYouTubeチャンネルを3つ、ご紹介していきましょう。
1つ目は、「CBeebies」。
イギリス国営放送BBCの、幼児向けのチャンネルです。
楽しく知識に触れられる動画が多く、国営放送なので内容も充実していて、安心して子どもに見せられます。
キャラクターが出てきたり、実写のものがあったりと、飽きずに楽しめるのも嬉しいですね。
英語と算数を一緒に学べる、「Numberblocks」等が人気です。
ほかに、英語力を伸ばすために大事なフォニックスを学べる「Alphablocks」という動画もあります。
フォニックスとは、英語の音と文字の規則性を身に付ける学習法です。
身に付けることで、英語の読み書きや発音が、正しくできるようにできるようになります。
この大事なフォニックスを、イギリスの子どもたちと同じ動画で学べるって嬉しいですよね。
音の特徴をブロック達がわかりやすい動きで示してくれるので、目と耳を使って、フォニックスを覚えられます。
この「Alphablocks」のすごい点が、学習アプリもあるところ!
動画と連動して読み書きの問題に取り組めるので、学んだ知識が定着しやすくなります。
無料ではなく、400円前後しますが、買い切りで充実の内容!お値段以上の価値が感じられるアプリです。
遊びながらフォニックスを学べるので、一緒に活用していくのも良いですね。
2つ目は、「Peppa Pig」。
イギリスの子ども向けに作られたアニメで、こぶたの女の子が主人公です。
12月にはクリスマスのお話がある等、季節にあったお話も楽しめます。
色や果物等、子どもに馴染みのある題材の動画も多く、楽しく英語に触れるきっかけ作りができるところも魅力です。
絵本もあるので、絵本から始めて動画につなげたり、逆に動画から入って絵本につなげたり…等の使い方もできます。
お子さんの実力や性格に合わせた方法を選べるので、取り入れやすい動画です。
3つ目は、「Blippi」です。
子供向け番組を作っている、アメリカで人気のYouTuberです。
動物園や水族館の裏側等、普段はなかなか見られない場所をたくさん紹介してくれます。
子どもが好みやすい内容で、「英語でもなんだか楽しい」「英語でもおもしろいな」と感じやすいと思います。
わかりやすいリアクションやおもしろいダンスで、見ていると、自然に楽しい気持ちになってくるんですよね。
恐竜が出てくる動画があり、恐竜好きな息子が気に入って、よく見ています。
出てくる施設のスケールが大きく、海外の雰囲気を感じ取れるところも楽しいです。
英語絵本の読み聞かせ
「英語絵本の読み聞かせ!?」と思った方、いらっしゃいますよね。私も「それは難しい」と思った1人なので、よくわかります…。
途中で読めない単語があったら?発音は??等、ハードルが高いですよね。
しかし、ここでご紹介する「読み聞かせ」は、スマホやタブレット、CD等で朗読された音声を流し、一緒にページをめくるだけ、という方法。
ページをめくるタイミングを教えてくれるものもあるので、安心です。
最初は、「英語の本に慣れる」ことが大事です。難しすぎない単語レベルで、読みやすい文字量のものを選んでいきましょう。
おすすめは、アメリカの大手教科書会社であるスカラティック社から出版されている「First Little Readers」シリーズです。
レベルA~Dは25冊、E&F、G&Hは16冊のセットなので、1冊1冊選ぶ手間がかかりません。
内容がレベル別に分かれているので、お子さんの力に合う絵本を、無理のないペースで取り入れられます。
まずは、レベルAから。力がついてきたら、次のレベルのものを購入すればOKです。
読み聞かせ用に使いやすいCD付きもあるのですが、オンラインショッピングでは、あまり取り扱いがありません。
CD付きが欲しい場合は、中古品を探してみると良いかと思います。
または、YouTubeで検索すると、ネイティブの方が朗読している動画もみつかります。
CD付きが見つからない場合は、YouTube音源を使って読み聞かせをしていくのもアリです。
しかし、いきなり英語の絵本だと、抵抗感を感じるお子さんもいることでしょう。
そんなときにおすすめなのが、「図鑑」です。
お子さんの興味に合った内容のものを選びやすいうえ、英語が読めなくても、写真やイラストを眺めるだけで楽しめます。
英語の文章を読むことに抵抗感を感じるお子さんでも、挑戦しやすいんですよね。
イギリスのLongman社から出版されている「Children’s Picture Dictionary」は、各ページに、子ども心をくすぐるたくさんの活動が設定されています。
写真やイラストを見て楽しむだけでなく、各ページに隠れている★を探したり、質問の答えを探したり等の方法でも楽しめます。
CDが2枚付いているのも、すごいですよね!?
CDをかけながら楽しむこともできるので、英語絵本のスタートにぴったりです。
お子さんの興味に合わせた内容の図鑑を選び、まずは「英語で書かれた本に慣れる」ことから始めていきたいですね。
最初はこの3つの方法で、普段の生活の中で、英語に触れる環境を作っていきましょう。
コツでもご紹介したように、「英語を嫌いにさせず、続けること」が大事です。
日本語への理解が深まっている年齢なので、「何を言っているかわからない」気持ちが強いと、英語が嫌い、英語がイヤにつながりやすくなります。
全て英語で作られている教材(All English)もありますが、お子さんの興味に合わせることが大切です。
日本語と英語が使われているもの等、無理なく取り組めるものを選んでみてください。
アウトプット
ある程度インプットの時間を確保し、英語に慣れてきたら、次はアウトプットの機会を作っていきます。
実際に使うことが良い刺激となり、新たな学習の意欲につながります。
アウトプットにはいろんな方法がありますが、その中でも次の5つの方法は、挑戦しやすく続けやすくておすすめです。
一気に、5つの方法を取り入れなくても大丈夫。
お子さんの興味や性格に合わせ、楽しく取り組めそうな方法から試してみてください。
絵本の音読
「英語を話す」って、ハードルが高いですよね。
そんなときにおすすめなのが、「絵本の音読」。
これまで、インプットで英語を聞いてきているので、抵抗感を感じにくいです。
子どもの記憶力は柔軟なので、短いお話だと、丸暗記していることもあります。
絵本の朗読は、英語の朗読音声の真似をしながら、1人ででも挑戦できます。
アウトプットのスタートに、おすすめ方法の1つです。
参加型の教材を使う
参加型の教材とは、例えば動画の中で「一緒に言ってみよう!」と誘ってきたり、「How are you?」等と声をかけてきたりする教材のこと。
いきなり人と話すことに抵抗感を感じるお子さんでも、アウトプットに挑戦しやすいです。
動画を見る習慣があると、それを参加型の教材に変えるだけ。
最近はアプリ等でも、参加型の活動を含むものが増えてきました。
種類も豊富で、興味やお子さんに合った力のものを選びやすいです。
我が家の息子も発音には消極的で、オンラインの英会話に挑戦しても、恥ずかしそうに小さな声でしか話せないことも多くありました。
しかし、アプリの中で自然に発音を繰り返すことで、「英語を話す」ことへの抵抗感が薄くなったなと感じます。
息子がやっているアプリは、「マグナとふしぎの少女」というもの。
主人公が冒険していくゲームで、謎解きがあったり戦いがあったり、特に男の子は、惹かれる子が多いのではないかと思います。
英語と日本語どちらも出てきますし、主人公も英語がまだあまりわからない状態からのスタートなので、これから英語を始めるお子さんにも、親しみやすい内容です。
旅を進めていくと敵との戦いがあるのですが、発音が良いと、主人公の攻撃力が上がるんですよね。
毎回発音の判定が出るので、判定が良くないときは声の大きさを変えてみたり強弱を変えてみたり、良い判定がもらえるよう、息子なりに工夫しています。
良い判定がもらえると大喜びで、楽しく取り組んでいます。
ただ、なかなか良い判定が出ないと、やる気を失ってしまう可能性はあるかもしれません。
発音に苦手意識のあるお子さんやアウトプットを始めたばかりの時期は、絵本の音読等からの方が、挑戦しやすいかなと思います。
慣れてきたら判定が出るアプリを使う等、お子さん英語力に合わせて選んでみてください。
体を動かしながら
体を動かすことが好きな年齢なので、英語の歌や手遊び等を使うのも効果的です。
英語を発することへの抵抗感が和らぎやすく、楽しい雰囲気の中でアウトプットする経験ができます。
子どもだけで難しいようであれば、大人がそばで歌ったり踊ったりしてあげると、大人の真似をして一緒に参加してくれることが増えやすいです。
細かい発音は、気にしないでOK。英語は使えば使うほど、力がついていきます。
子どもは親の発音の影響を受けにくいし、どんどんアウトプットすることで、大人の英語力も上がっていくんですよね。
こちらもYouTubeで「英語 子供 ダンス」「英語 子供 手遊び」等と検索すると、たくさんの動画が出てきます。
子ども達に人気のしまじろうが出てくるので、「やってみたい!」という気持ちになりやすいです。
こどもちゃれんじの公式チャンネルなので、安心して子どもに見せられる点も、嬉しいですね。
お子さんと一緒に自分の英語力も向上していくなんて、素敵ですよね!
大人も、英語を楽しむ姿を見せていきましょう♪
英語ゲーム
海外製のカードゲームやボードゲーム等を使うと、自然な形で発語を促せます。
お子さんの力に合わせてゲームの内容を選ぶこともできますし、親子のコミュニケーションを深める時間にもなって、一石二鳥です。
取り組みやすくておすすめなのは、「メモリーカードゲーム」。
まずは神経衰弱のようにして遊び、慣れてきたら「What’s this?」「It’s a 〇〇〇!」と名前あてクイズにも使えます。
「Fruit group」「Animal group」等、仲間分けゲームもできますね。
ゲームの中であれば、英単語の発音や簡単な英語でのやり取りも、挑戦しやすくなります。
ほかにもたくさんのゲームがあるので、親子で話し合いながら、やりたいゲームを探してみるのも良いですね!
英会話スクール
習い事として、英語を取り入れていくのもOK。
お金はかかりますが、外国人の先生と英語でやり取りできた経験は、大きな自信に。
「英語で話したい」気持ちが強くなり、英語学習へのやる気が高まる効果も期待できます。
スクールの種類も多く、個別や集団でのレッスン形態、内容のレベル等、お子さんに合ったものを選べる点も、嬉しいですね。
最近は、オンラインスクールも充実しています。
お家で手軽に、外国の方と話す機会を作れるのは魅力的です。
読む
英語の力の定着に、大きく影響すると言われるのが「読む力」。
1人で英文を読めるようになると、より多くの英語に出会えるように。1人で得られる情報量が増えるので、英語の力が伸びやすくなります。
語彙力が増えるうえ、わからない単語の意味を前後の文脈から予想する力等もついてくるんですよね。
ただ、英語を始めたばかりの6歳の段階では、読めなくても大丈夫。
インプットで取り組む「英語絵本の読み聞かせ」が、将来の英語を読む力につながるからです。
まずは、読み聞かせを十分に。
慣れてきたら、朗読音声で読んでいる文字を指でなぞりながら読む「なぞり読み」に挑戦していきましょう。
書く
英語を書く学習も、焦らなくて大丈夫。
読む力がついてくると、書く力も自然に伸びてきます。
ひらがなやカタカナの読み書きができるようになる頃なので、英語にも興味を持つ場合は、アルファベットの練習をやってみても良いですね。
楽しく取り組むことが大事なので、少し文字のバランス等がおかしくても、細かくやり直しをさせたり書き直しをさせたりはしなくてOK!
「できた!」の積み重ねが自信になり、やる気につながる年代です。
「楽しく」英語が書けるように、教材や声かけを工夫してきましょう。
【6歳からの英語】注意したい2つのポイント
- 日本語力も大切に
- 期待を膨らませすぎない
日本語の力も大切に
「英語の力を伸ばす」と思うと、つい英語だけに集中したくなります。
でも、子どもの母語は「日本語」。日本語の土台のうえに、英語の力が身に付いてきます。
英語の力を伸ばすには、日本語のインプットも大事なんですよね。
限られた時間の中で英語も日本語も…と考えると、やることがいっぱいで難しく感じられますが、これもハードルを上げすぎないのがコツ。
- 日本語の絵本を読んだ後、英語の絵本を読む
- ご飯を食べながら、今日の出来事を伝え合う
- 英語の曲と日本語の曲を交互に流す
等、英語の時間と合わせて日本語に触れる時間も作っていくと、親の「しなきゃ!」という気持ちが軽くなりやすいです。
それに、普段の何気ない会話も、お子さんの日本語力となります。
肩の力を抜いて、お子さんとのコミュニケーションを楽しむよう、意識されてみてください。
期待を膨らませすぎない
英語を身に付けるには、長い時間が必要です。
ただ、なかなか成果が見えない時間の方が長いので、「こんなに時間かけているのに!」「高い教材買ったのに!」と、大人がイライラしてしまいがち。
イライラを子どもが感じ取ると、モチベーションが下がる原因になってしまうことがあるんですよね。
継続で大事なのは、「自信」と「達成感」。
目標は、ちょっと頑張ればできるくらいのものにすることが大事です。
- 今日は絵本を1冊読んだ!花丸!!
- おやつを食べながら、今日の出来事を話せた!
- 週に1回のオンラインレッスン、もう3ヶ月続いてる!!
等、日々の「できたこと」「できていること」に目を向けていきましょう。
頑張っているお子さんとご自身をほめながら、やる気を維持していきたいですね。
【6歳からの英語】まとめ
- 6歳から英語を始めても、全く遅くない。
- 大事なのは「何歳から始めたか」ではなく、「どう学習を進めるか」。
- 6歳の発達やお子さんの性格に合う方法で、学習を進めよう
- 6歳からの英語を効率よく進めるコツは、「嫌いにさせない」「続ける」「親も一緒に」!
- 学習は「インプット」「アウトプット」「読む」「書く」の4ステップで。
- 英語だけでなく、日本語の力も育もう。
- 英語習得には時間がかかる。小さな「できた!」を大切に、モチベーションを維持しよう。
子どもと過ごしていると普段はあまり意識しないのですが、生涯で子どもと一緒に過ごせる時間は
- 母親…約7年6ヵ月
- 父親…約3年4か月
と言われています。
子どもの成長は、あっという間。学年が上がるとともに、一緒に過ごせる時間は減っていきます。
一緒に過ごせる貴重な時間に、同じ目標を持って頑張れるって、素敵ですよね。
「やってみようかな」と思ったときが始めどき!かけ流しであれば、今すぐにでも始められます。
ぜひ親子で一緒に、楽しみながら英語の学習を進めていきましょう!!